「ありがとう。ありがとう。本当にありがとう!」
つぶれかけていた私の店を救ってくれたのは彼のおかげだ。
時給がものすごく低いのにもかかわらず、彼は働いてくれた。
しかし、彼はすっごく頭もよく発想が素晴らしくて、店はどんどん人気になっていった。
そのおかげで、彼の給料も上げれた。
「そんな。お互い様ですよ。でも…。まだ行列は作れていません。
案があるんです。やってみてもいいですか・・?」
「もちろん。君のことなら信じれる。何をするんだね」
「まず、このお店には他の店にはない商品がたくさんありますから、試食品を出せば味も分かっていいと思います。あと、定期的にポスターを貼って宣伝を始めましょう。商品の種類を増やすよりかは、正直店が古いので可愛いくおしゃれに再オープンしましょう」
彼の案はどれもすばらしくて、全部オッケーになった。
一か月後。
私は海外旅行に行くために彼に店を預けた。
2週間後帰ってくると、店の外までに行列ができている。
店もすごくおしゃれだし、帰ってくるとき何個ものポスターも見た。
並んでいる人に試食品を配っているのも見える。
私はうれしくてホームページを開いた。
どんないいコメントだろうか。
しかし、予想と外れコメント欄は悪口ばかりだった。
「よくない」
「再オープンしたけど一番大事なのが終わってる」
などなど。
何が問題なんだろうか。
私は店に入った。
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入ると彼はクレームに困っていた。
しかし、あきらかにそれは、彼が悪い立場にあった。
「ねえ。レジ、まだなの?10分以上待っているのよ!」
「自分のお金で買った弁当が、お前が間違った時間でオーブンに入れたせいで、プラスチックが溶けて台無しだ!どうしてくれるんだ!」
彼は私に申し訳なさそうに見た。
「店長。ごめんなさい。レジを私がやって、いろんなサービスを提供したかったのですが…操作方法がよくわからなくて…。お客様を待たせてばかりで…。本当にごめんなさい。でも、行列はできてますよ…?」