「きゃあああああっ!!!!」
助けてっ!
私は姫なのに。攻撃するなんて、なんて無礼者なの!
「いやっ」
竜が火をふいてくる~~~。助けて~~~!!!
「はあっ!」
ん…?
誰?
今誰が竜と戦っているの?
――――――――――
竜と戦いって勝ったその人は私を向いて言ったの。
「ああ、姫。大丈夫ですか。お怪我はないですか」
なんと、その人は超ハンサムで優しそうだったの!
「ええ。大丈夫よ。助けてくれてありがとう。ところであなたは?」
「私は隣の国の第一王子です」
「王子様!きっと運命の相手よ♪」
・
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「カット―!」
場内に声が響いた。
私は女優の黒田敦子。
私は初めて、ドラマの主人公を任された。
プリンセスになりきるため。
今日も頑張っている。
私はこのドラマの内容みたいに、こんな恋をしたいと思う。
※この話はフィクションです。