#008.結末は絶対意外な結末~勇者とお姫様~

「きゃあああああっ!!!!」

助けてっ!

私は姫なのに。攻撃するなんて、なんて無礼者なの!

「いやっ」

竜が火をふいてくる~~~。助けて~~~!!!

「はあっ!」

ん…?

誰?

今誰が竜と戦っているの?

――――――――――

竜と戦いって勝ったその人は私を向いて言ったの。

「ああ、姫。大丈夫ですか。お怪我はないですか」

なんと、その人は超ハンサムで優しそうだったの!

「ええ。大丈夫よ。助けてくれてありがとう。ところであなたは?」

「私は隣の国の第一王子です」

「王子様!きっと運命の相手よ♪」

「カット―!」

場内に声が響いた。

私は女優の黒田敦子。

私は初めて、ドラマの主人公を任された。

プリンセスになりきるため。

今日も頑張っている。

私はこのドラマの内容みたいに、こんな恋をしたいと思う。

※この話はフィクションです。