「まま。手つなご」
リコにそう言われて私はリコの手をつないだ。
今は、幼稚園から帰る途中。
私はリコといつもの道を通っていた。
とうとう、家が見えてきたその時!
―ガタンっ!!!―
後ろから音がした。
結構、大きな音だ。
私とリコは恐る恐る後ろを振り向いた。
シーン。
辺りはとても静かだった。
誰もいない。
まさか、怪奇現象…!?
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なはずもない。
実は近くで工事をやっていた。
怪奇現象ではなかったのだ。
※みなさん、引っ掛かりましたか?
たぶん、怪奇現象だとか、いろんな理屈を考えましたよね。
実は普通の何でもない出来事でした。
あなたの心理に対する意外な結末でしたよ。