#19.結末は絶対意外な結末~話し相手~

前に青年二人がいる。

私は40代。私にぶつかってきたのだ。

全く今の若者は。

私は注意をしているのだが。

「それで、以後このようなことは、お気をつけになってほしいんです。」(私)

「は?何のことかわかりません」(青年)

「分かりませんか」(私)

「これだから、年寄りは困るんだ。私は何もしていない」(青年)

「はい。では、さよなら」

「誤るのはそっちだろ。何が『お気をつけになって』だよ」(青年)

私は青年の行動を見るとうなずいて歩いて行った。

すると、知らない青年が声をかけてきた。

「おいおい。俺との話も終わらせずに去るなんて。」

は?何のことだろう。

「何を言っているんだ。私は君と話していない。そういえば、私が君の後ろの少年と話しているときに君はさぞうるさかったな。」

「は?おじさんは俺と話してただろう」

「何のことだ。私は君の後ろにいた少年にぶつかり、気をつけてほしいと言ったら、後ろでうなずいたから、私は歩き出したのだが。私は君と何もしていない。何か用かな」

「なんでもないです」

青年は顔を真っ赤にして去った。