#22.結末は絶対意外な結末~注文ミス~

「お客さん、困ります!他のお客様のご迷惑になりますから、おやめください」

私は必死にお客様に訴える。

しかしお客様はにらみつけるだけ。

「何言っているの。注文と違う料理を出したのはそっちじゃない」

「お客様。失礼いたしますが、私らは何を間違えたのでしょうか」

「何とぼけているのよ。焼きそばって言ったのにたこ焼きくれたのはそっちでしょう!」

「お客様!失礼いたしますがそれは違います。レシートにもたこ焼きとあります」

「レジ係が外国人だったじゃない。きっと間違えたのね」

私はレジ係を呼んだが間違っていないと言い張った。

「この店の人はどこまで頑固なの」

「失礼いたしました。お客様、すぐたこ焼きを準備いたします」

このお客様は理解してくださらない。

そう感じた私は言うとおりにした。

するとレジ係が言った。

「あの人は詐欺師です。きっと焼きそばも食べてたこ焼きも食べようとする悪いやつです。だって、絶対にタコ焼きって言ったんだ」

「私もそう思うがこうするしかないのだよ」

するとレジ係は中へ入っていった。

私はできたたこ焼きをお客様にお渡しした。

「そうよ。注文ミスしないで頂戴」

「申し訳ございませんでした」

私が頭を下げようとするとレジ係がやってきた。

「社長!頭を下げる必要はありません。逆に相手に下げてもらわなければなりません。」

するとお客様の顔が曇った。

「証拠はあるわけ!?」

「はい。もちろんです。監視カメラに写っていました」

みると監視カメラにはお客様が「タコ焼きください」というのが、あった。

お客は逃げ出した。

私はレジ係に感謝した。